2006年07月08日
読書発表
金曜日の朝、中学校では朝の読書の時間を使って「読書発表会」がある。生徒たちが、読書新聞を作り、自分のお勧め本を紹介する集会だ。1回に2~3人の生徒が発表する。人数が少なくなってきて、職員も生徒と一緒にローテーションに入って発表する。生徒は、年2回、職員は年1回が決まりだ。
一昨年、定数内臨任としてきていた養護の先生が、たまたまウチの学校の卒業生で、「私たちのときもありました。」と言っていたので、たぶん、15~16年前から続いていると思う。
一昨年、定数内臨任としてきていた養護の先生が、たまたまウチの学校の卒業生で、「私たちのときもありました。」と言っていたので、たぶん、15~16年前から続いていると思う。
私がこの学校に来たときは、生徒たちも乗り気で、新聞のほかに手作り絵本あり、等身大ポスター(もちろん、生徒の手づくり)あり、本の一場面を演じる子あり、とにぎやかだった。このごろ、部活やら何やらに手を取られているのか、ただぼそぼそと、自分のお勧めを紹介し、「楽しいので読んでください。」と結ぶだけのパターンが定着してしまって、残念だ。
今年転勤してこられた国語の先生(図書主任)は、「今年一年様子見します。」と4月の最初に宣言され、何も口を挟まない。図書委員会の生徒たちをなだめすかしつつ、何とかここまでやってきた。
今朝も、司会当番の1年、○くん、待っているのに現れない。やっと来たと思ったら、
「ええ~、今日オレが司会ィ~!?」
おいおい、昨日の昼休みのうちに言ってあるだろ、と突っ込みつつ、私の作った司会シナリオ1年生用スペシャル版(ホントは見ないでやってほしいけど、これがないと司会が立ち往生する)を渡す。
今日は、発表者全員が図書委員だった。○くんの司会はシナリオ棒読みで、「起立、礼」の間(ま)さえなかったが、3年の□さんは、さすが図書委員長、分かりやすい発表でホッとした。
「あたし、物語、嫌いだから、読まない。エッセイだけ読む。」
などと言っている□さんだが、いつのまにか森絵都も読破したらしい。「カラフル」の紹介、よかったよ。
私一人でキリキリしているようでも、生徒たちはちゃんと気づいているのだな、といつもながら感心してしまう。生徒たちに助けられ、励ましているつもりが励まされ、だから、この仕事は続けていけるのだと思う。
今年転勤してこられた国語の先生(図書主任)は、「今年一年様子見します。」と4月の最初に宣言され、何も口を挟まない。図書委員会の生徒たちをなだめすかしつつ、何とかここまでやってきた。
今朝も、司会当番の1年、○くん、待っているのに現れない。やっと来たと思ったら、
「ええ~、今日オレが司会ィ~!?」
おいおい、昨日の昼休みのうちに言ってあるだろ、と突っ込みつつ、私の作った司会シナリオ1年生用スペシャル版(ホントは見ないでやってほしいけど、これがないと司会が立ち往生する)を渡す。
今日は、発表者全員が図書委員だった。○くんの司会はシナリオ棒読みで、「起立、礼」の間(ま)さえなかったが、3年の□さんは、さすが図書委員長、分かりやすい発表でホッとした。
「あたし、物語、嫌いだから、読まない。エッセイだけ読む。」
などと言っている□さんだが、いつのまにか森絵都も読破したらしい。「カラフル」の紹介、よかったよ。
私一人でキリキリしているようでも、生徒たちはちゃんと気づいているのだな、といつもながら感心してしまう。生徒たちに助けられ、励ましているつもりが励まされ、だから、この仕事は続けていけるのだと思う。
Posted by hima at 10:32│Comments(1)
│子どもたち
この記事へのコメント
こんにちは。ブログ開設されて以来いつも読ませてもらってます。
「読書発表会」って、小さな学校ではこういうことができるんですね。職員も年1回発表だったら、本嫌いでも、年1冊は読まなきゃならないなんて愉快ですね。himaさんは、どんな発表されましたか?
「読書発表会」って、小さな学校ではこういうことができるんですね。職員も年1回発表だったら、本嫌いでも、年1冊は読まなきゃならないなんて愉快ですね。himaさんは、どんな発表されましたか?
Posted by わすれなぐさ at 2006年07月11日 21:26