2006年06月06日

兄々と姉々


年上の人に呼びかけるとき、○○兄々(にいにい)とか○○姉々(ねえねえ)というのは、たぶん沖縄独自のものだと思う。普通は幼児語で、小学校に入るころからは使わなくなったり、親に注意されたりしてやめたりするものではないかと思うが、この島の子どもたちは中学校を卒業するまで使い続ける。学校勤めを始めたとき、中学生がお互いに○○兄々とか○○姉々と呼び合っているのでびっくりした。ま、本土の中学生も「○○先輩」という呼びかけ方をするから、同じようなものかもしれない。それにしても公の席(たとえば学校の集会など)でも、司会の子が「○○兄さん、お願いします。」なんて使っている。先輩について後輩同士が話すときは、○○兄々、○○姉々をつけ、直接本人に話しかけるときもそうするが、公の席ではちょっと改まって兄さん、姉さんと言う。ちゃんと使い分けているのだ。
 この頃は先生たちから指導があるのか、公の集会では「○○さん」と呼びかけることも多くなったが、私はつい、「○○兄さん、お願いします。」のほうを子どもたちに勧めてしまっている。


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Posted by hima at 14:21│Comments(0)日常
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