2006年06月15日

「マチルダはちいさな大天才」読んだ



「マチルダはちいさな大天才」ロアルド・ダール=作 評論社 読んだ。
「チョコレート工場のひみつ」が映画化され、新訳のロアルド・ダールコレクションも出版されている。西日本感想画コンクールの指定図書に「おばけ桃が行く」が選ばれたこともあり、ダール特集をしようかな、と思い、ためしに「マチルダ・・・」を読んでみた。実は、子どものときにまったくダール作品を読んでいない。学校に勤めるようになってから、「チョコレート工場・・・」「おばけ桃の冒険」(旧訳)と読んだのだ。
 今回読んでみたら、「マチルダ・・・」のおもしろいこと!「チョコレート工場・・・」は少し、教訓めいていてもう一つかな、と個人的には思っていたりもしたのだが、「マチルダ・・・」は、勢いがあって、一気に読んでしまった。校長のミス・トランチブルにしろ、マチルダの両親にしろ、ここまでひどいのはいないよな、と思いはするが、しかし、現実に起きても不思議はないかも、と妙に納得できてしまう。こういう本に子ども時代に出会って読みたかったな、と思う。今のウチの学校の子どもたちは少々幼いので、小学生たちは読まないかもしれない。中学校に持って行ったら、読むだろうか。子どもたちは、古い本だと余り手にとってくれないから、新訳のダール・コレクションから購入して、勧めようかと思っている。


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Posted by hima at 06:40│Comments(2)
この記事へのコメント
 nora-takaさんのところのブログで紹介されていたのでやって参りました。頑張ってますね。私は停滞しています。
 ダールは私も一昨年、「チョコレート工場…」を読んだのが初めてに近いです(映画化の話の前に読んだのをちょっと得意に思ってるのは内緒)。昨年、「魔女がいっぱい」を読み、司書の方のブログに触発されて「マチルダ…」を読みました。「おばけ桃…」はむかーし読んだ気が…。
 ダールの皮肉たっぷりな語り口調はあまり好きではないけれど、でも「マチルダ…」は楽しく読みました。「魔女がいっぱい」もそれほど好きだったわけではないのですが、ブックトークもどきでこどもたちに紹介したとき、エラク受けたのでそれから大好きになってしまいました(単純)。私が本を扱うときいつも手袋をはめているので、魔女を見分ける方法のところでこどもたちは予想通りの反応をしてくれました(勿論ブックトークのときもわざと手袋をしていきましたしね)。「ぼくのつくった魔法のくすり」はこの夏読む予定。西瓜市の図書館とタイアップしてやるブック・トリップの中の一冊なので、絶対読まないわけにはいかない…。嬉しいようなつらいような…。
 ちょっとご挨拶に…。と思ったのに長くなってごめんなさい。また活躍を読ませていただきます。
Posted by 紫陽花 at 2006年07月05日 22:20
紫陽花様、コメントありがとうございます!
私も「ぼくのつくった魔法のくすり」読んでみますね。

 それから、ブログの開始をお知らせしなくてごめんなさい。実は、あまりにも自信がなくて、ひそひそとやってました。nora-takaさんに紹介してもらって「きゃあ、恥ずかしい。でも何とか続けていこう。」と思い直し、ボツボツ書いています。

 どうか、これからもよろしくお願いします。
Posted by hima at 2006年07月08日 10:49
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