2008年12月28日

佐藤さん



気弱な主人公の、僕。僕は幽霊に憑かれている隣の席の「佐藤さん」が、怖い。なぜなら彼女の背後霊が見えるから。そして彼と彼女のふしぎな関係がはじまった。
 
 『第44回講談社児童文学新人賞佳作』受賞、だそうです。高校生が書いたと言うことですが、とてもしっかり書かれていて、よい作品でした。いじめ、とか、児童虐待とか暗いテーマも扱ってはいるのですが、読後感はとてもさわやかでした。

 ウチの学校では、まず教頭先生が読んで「いや、なかなかいいよ。今年の課題図書ウチナー〇〇よりいい」と、わざわざ言ってこられました。

 「となりの〇〇〇・・・」よりいいかどうかは、ま、置いておくとして、YA作品としてはなかなかのものだと思いました。中学生たちも次々借りているようです。オススメです。
















Posted by hima at 21:15│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは。
ワタシもこの本、面白かったです。
中学校勤務が始まる前でしたので、高校生だった娘に勧めた覚えがあります。

さて、今年も残すところあとわずかとなりました。
来年も面白い本のご紹介(特に中学生向き)をよろしくお願いします!
Posted by nora-taka at 2008年12月29日 09:40
nora-takaさま、ありがとうございます。
 中学生たち、なかなか食いついて(魚釣りみたいですね)くれませんが、一人が読んでくれたら、クチコミで広がることもあり、そこがまた、おもしろいなと思います。
 来年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by hima at 2008年12月29日 18:28
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