2007年02月18日
おばけやしきへようこそ!
森の奥深くそびえたつ、不気味なおばけ屋敷。あんまり奥深いところなので人間がやってこない。おばけも魔女もトロールもおどかす相手がいないので、つまらない。そこへやって来た迷子の女の子。「さあ、どうやってこわがらせてやろうか」と張り切る、おばけたち。でも、女の子はちっともこわがらない。それどころか…というお話です。
この話に出てくる、魔女もおばけもトロールも、いい人(いいおばけ?)ばかりです。魔女風スープが「口に合わない」といわれればミルクとパン、チーズを出してやり、ベッドのある部屋(幽霊はいましたが)に泊めてやり、1回おどかしてこわがらなければすごすご引き下がるのです。
子どものころは暗闇がこわくて、こわいお話が嫌いだったのですが、その性格を受け継いでしまったらしい、こわがりのうちの娘もこの話は大好きでした。
絵本にしては文章が長く、読み応えがあるので低学年の子どもだけでなく、中学年の子どもたちもお気に入りの本です。読み聞かせにも使いましたが、集中して聞いてくれ、反応もよかったです。
Posted by hima at 15:53│Comments(0)
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