2006年09月24日

悩んでいる・・・

 ウチの学校の子どもたちは、少々幼いのだろうか。読解力がない、と切り捨ててしまう気は毛頭ないが、本の好みが幼すぎるような気がする。司書さんたちのブログを読むと、本好きな子どもたちは、小学生でも結構読解力を必要とする本を読んでいる。

 ブログで紹介されていて、これは、と思う本は予算をやりくりしながら購入してもらっているのだが、小学校中学年にいいと思った本が高学年の子どもに受けて、中学年の子どもたちからは「むずい」と言われたりするとがっかりだ。中には中学生が弟や妹が借りてきているのを読んで
 
 「あれ、中学校でも入れてよ。中学校の本は難しいから、さ。」

 「ありゃりゃりゃ、どうしよう。本気で買うことを考えたほうがいいのかな。」
 
と思うこともたびたびだ。

 

 この間も校長先生が「子どもたちにぜひ、日本の名作を!」と力説され、少年少女日本名作全集が入った。

 子どものころに読んだなあという本とか、教科書に出ていたなあと言う本とかがあり、私にとっては、懐かしい本のラインナップだった。でも、今の中学生と言うか、ウチの生徒たちが手に取るかと言うと「???」だ。

世界名作全集なんかだと「宝島」「トム・ソーヤー」「ドン・キホーテ」など読まなくはない本があるのだが、「日本名作全集」はどうして、くらーい小説が多くなるのだろう。私小説が多すぎるような気がするのだ。(私小説がすべて暗いと言うわけではありません、ごめんなさい。)
 
 そうは言っても綿谷りささんなど、太宰治が愛読書だったとどこかで読んだ気もするし、読める子は読めるのかも知れない。読書月間を前に子どもたちにどんな本を薦めたらいいのか、悩んでいるところである。


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