「マチルダはちいさな大天才」読んだ
「マチルダはちいさな大天才」ロアルド・ダール=作 評論社 読んだ。
「チョコレート工場のひみつ」が映画化され、新訳のロアルド・ダールコレクションも出版されている。西日本感想画コンクールの指定図書に「おばけ桃が行く」が選ばれたこともあり、ダール特集をしようかな、と思い、ためしに「マチルダ・・・」を読んでみた。実は、子どものときにまったくダール作品を読んでいない。学校に勤めるようになってから、「チョコレート工場・・・」「おばけ桃の冒険」(旧訳)と読んだのだ。
今回読んでみたら、「マチルダ・・・」のおもしろいこと!「チョコレート工場・・・」は少し、教訓めいていてもう一つかな、と個人的には思っていたりもしたのだが、「マチルダ・・・」は、勢いがあって、一気に読んでしまった。校長のミス・トランチブルにしろ、マチルダの両親にしろ、ここまでひどいのはいないよな、と思いはするが、しかし、現実に起きても不思議はないかも、と妙に納得できてしまう。こういう本に子ども時代に出会って読みたかったな、と思う。今のウチの学校の子どもたちは少々幼いので、小学生たちは読まないかもしれない。中学校に持って行ったら、読むだろうか。子どもたちは、古い本だと余り手にとってくれないから、新訳のダール・コレクションから購入して、勧めようかと思っている。
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