れいぞうこのなつやすみ
西日本感想画コンクールの低学年指定図書である。長谷川義史さんの挿絵はとてもインパクトがあるから、負けないような感想画を書くのは大変かな?でも、村上しいこさんのお話はとても楽しい!
突然冷やすことをやめた冷蔵庫が、
「私にも夏休み下さい。プールで泳ぎたい」
って言い出すなんて、それだけでもけっさくなのに、顔ができて、手も足も、おまけにしっぽまで生えるなんて・・・。こういう時の関西弁がまた、おもしろさを増している。
「あのう、泳ぐ時はやっぱり水着が。わたしれいぞう子っていうんですう。女の子です」
最初から最後まで大笑いした本だった。子どもたちにも「おもしろい本だよ~」とすすめたら、人気が出てなかなか返ってこなくなってしまった。
今年度は低学年の感想文課題図書にもう1冊村上しいこさんのお話が入っている。『みんなのきもち』。こちらはおでんと一緒にお風呂に入るお話なので冬に読ませたかったな。
『れいぞうこのなつやすみ』はもちろん、夏にオススメの本である。
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