運動会の朝

hima

2006年10月02日 16:23

運動会の朝、

「なんだか明るいなあ」

とふと気づけば時計の針は6時30分をさしている。

「ぎゃあ、遅刻だ!」

と、飛び起きた。準備の都合もあって、運動会の朝は7時30分には出勤しないといけない。それまでに弁当を作り、お茶の準備もして、と、5時に目覚ましをかけたのに、無意識に止めてしまったようだ。

頭は、真っ白、パニックだが、とにかく落ち着いて何とかせねば、今日はお昼なしになってしまう。
 
 ああ、やっぱりやめておけばよかった、と昨日を悔いたところで時間は戻らない。まったく、もう、である。私はカフェインに弱い、というか、作用がよく働くというのか、コーヒー・お茶の類を飲みすぎるとすぐ眠れなくなるのだ。

昨日は暑かったものだから、つい、お茶を飲みすぎたらしい。10時過ぎに床に就いたのにちっとも眠れず、そのうちに『チャングムの誓い』が始まってしまい、夫が

「今日はおもしろいぞ~。見ないのか。」

と、誘惑する(すみません、人のせいにして)ので、最後まで見てしまった。その後、2時ころまでまったく眠れず、いいや、目覚ましがあるし、少しでも寝ておいたほうが、とウトウトしたつもりだったのに…。

とにかく、おにぎりだけでも、とごはんに梅干を混ぜ、おにぎりを握り、夕べ作っておいた煮物に火をいれて、つけあわせのブロッコリーも詰め込んだ。

 本当なら、玉子焼きとエビフライにするつもりだったが、とてもそんな時間はない。えびの天ぷらだ、とばたばたして、えびを油に入れたのが、7時10分である。必死の思いでえびを揚げ、弁当箱の隙間は埋めた。
 
 子どもたちにはおにぎりと味噌汁で食事をさせ、

「弁当箱のふたを閉めて、お茶も作って持ってきてね」

と夫に頼み込んで出勤したのが、7時35分。ダメ母の運動会は何とか無事に終わったのでした。

ちなみに、夫も入場式から運動会を見ようとあせったため、取り皿・箸を入れ忘れ、手でつまんで弁当を食べました。
関連記事