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Posted by TI-DA at

2013年02月11日

名作と呼ばれるもの

 この頃、TVCMでハイジを見ることが多いような気がする。人間だったり、昔のアニメを再利用していたり…
そんなものを見るともなく見ていたら、娘が

 「お母さん、ハイジってホントはどんなお話?読んだことないよね。」

そういえば、私も小学生の頃読んだだけのような気がする。学校の図書館に分厚い本があったけ。今は、いわゆる名作というものをあまり読まずに大きくなる子どもが多い。アニメ、映画といったこちらが受身のままでいいものは見るけれど、本どころか漫画でさえめんどくさいという子どももいるくらいだから…

 でも、やっぱり名作に触れずに成長して欲しくはない。ノンフィクション一辺倒ならそれはそれでいいけれど、とにかく活字拒否というのは悲しすぎる。なにか一つでいいから、読んで欲しいと思うのは大人のエゴだろうか?


 と、いうわけで我が家に『ハイジ』がやってくることが決定しました。   


Posted by hima at 12:42Comments(0)

2013年01月04日

本年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。今年も、もう3日。あすから仕事始めです。でも、暮れからお正月にかけてくたびれてしまったので、1日有給休暇を頂きまして、ゆっくりしたいと思います。

 今年の目標!くたびれないように、でも仕事は一生懸命、でしょうか。一昨年よくない名前の病気で手術をし、薬を飲み続けています。普段はなんともないのですが、肝臓がかなり疲れているようで、お医者様から禁酒を申し付けられましたびっくり!

 ま、もともとあまりお酒が強い方でもないし、今はノン・アルコールビールなんていう便利なものもあるので、お付き合いにさほど問題はないのですが…。ボチボチ、行きましょうね。

 ところで、昨年読んだ本の中でよかった本を…

 『朽木祥八月の光
色々な方が取り上げて紹介していらっしゃいます。J堂書店のWebでも、紹介されていました。  続きを読む


Posted by hima at 00:14Comments(0)日常

2012年08月18日

ちゃぐりんのこと


 すっかりうっかり、ブログ更新忘れていました。

 ところで、『ちゃぐりん』という雑誌を知っていらっしゃる方も多いと思いますが・・・

 家の光協会というところが出版しています。JA(農協)関係の雑誌です。小学生向けに
読み物とか、漫画、特集記事など載せています。学校に無料配布してくださる月刊誌で

「まんが、おもしろいよ!」

と、ウチの小学生たちにも人気の雑誌です。図書館においてはあるものの、そんなに注目してはいなかったのですが、
たまりすぎたし、とにかく片付けようとバックナンバーを確認しつつ、整理に入ったらなんと 宝の山発見!

 野菜の栽培方法が漫画と解説付きであり、読み物の中には農業関係者だけれどあまり知られていない方の伝記あり、とビックリです。

 このまま捨てなくてよかったと、夏休みを利用してスクラップ&リスト作りに精出しました。とりあえず野菜の栽培方法と、虫や鳥などの飼育方法は、スクラップ済み。裏表紙の「給食の歴史」は、栄養士の先生に差し上げることにしました。  


Posted by hima at 14:45Comments(2)

2012年01月26日

ブーム到来?!

 今、小学校図書館では2年生男子クンたちに「マジックツリーハウス」のブームが来ています。
これ、何度目だろうな?
 
 ものすごくはまる子が何年かに1度は、必ずいます。高学年になるにつれ、別の本に移っていくのだけれど、そのうち別の学年にブームが移って・・・。今回のはアニメ化の影響もあるかな?競争するように借りていきます。

 「先生、次の巻はいつ出るの?」と聞く子。本の後ろをチェックして「次は6月だよね。ぼく、予約。」と、今から予約しようとする子 etc びっくり!

 図書館がにぎやかになっていいなあ、と思いつつ、他にもお勧めの本を探してみたりして、欲を出してしまいますが、なかなかそうは問屋が卸しません・・・バイバイ

 ぼちぼち、やっていきますか。  


Posted by hima at 20:57Comments(2)子どもたち

2012年01月09日

あけましておめでとうございます

 
 なんと1年間もブログの更新をサボっていたなんて・・・。去年は大病をして(いまだ治療中)
大変だったとはいえ、あまりにヒドイですね。ガ-ン

 今年はこまめにチェックして更新して、本もたくさん読もうっと。明日からは仕事も本格的に始動です。
まずは大掃除、新着本の紹介から始めます。

 
  


Posted by hima at 14:55Comments(0)日常

2010年12月03日

ダウデルおばあちゃんに再会



シカゴよりこわい町
シカゴより好きな町
の続編です。まさか、3冊目が出るとは、ね。孫たちも大きくなっているし、無理かなと思っていたのでびっくりしました。でも、うまいこと設定を変え、年老いたところなどまったく見せないダウデル夫人のパワー全開!相変わらず銃をぶっ放し、彼女の正義を貫いていました。

ただ、やはりこの手のものはあまり長く続けないほうがいいのかな、とも思います。登場人物におなじみさんを持ってきたりして、なるほどと感心させられはしたけれど、うーん。私個人としては、2冊目が一番面白かっただけにそこで止めておいてもよかったかな、これ以上無理して書かないで欲しいなというところですね。

  


Posted by hima at 20:03Comments(0)

2010年07月06日

訃報 後藤竜二さん

nora-takaさんのブログを読んでいてびっくり。後藤竜二さんがなくなられたとのこと。

あわてて検索してみたら、67歳であったこと、ご家族で見送られたとのことだった。

後藤さんの作品というと私には忘れられないものがある。天使で大地はいっぱいだ (子どもの文学傑作選)

小学生のとき、司書の先生に薦められて読んだのだった。私の前に借りた友人がおもしろくないと言ったの

で読まず嫌いになっていたら、

 「最初の1ページを読んでごらん、必ず読み進めたくなるよ。」

本当に夢中になって読んだ。舞台となった北海道は、そのころの私にとっては別世界のように思えた。  続きを読む


Posted by hima at 21:26Comments(1)

2010年04月14日

1年生に本を読んだよ

 入学式から1週間。月曜からは通常の授業を受けている1年生たち。今日は、担任が出張ということで教頭先生と読書をしにやってきました。最初は緊張しておとなしかったのに、やっぱりざわざわしてきた7名さん。

 頼まれてはいなかったのですが、先日の図書館オリエンテーションで読もうと思っていたのに読めなかった本があったので急遽読むことにしました。


 確か、去年の1・2年生にも読んだっけ。この本は受けますね。いたずらっ子の子ブタたちが一致団結してオオカミに立ち向かうところに入ると、空気がぐっとしまってきます。読み聞かせに集中してくれるとこういう風になるから楽しいです。

後もう1冊読んでというリクエストでもう1冊は
うえきばちですにしました。

ちょうどいいところでチャイムが鳴って、おしまい。また今度ね。

  


Posted by hima at 20:28Comments(2)

2009年10月14日

獣の奏者(3,4巻のネタバレあり)

 獣の奏者、Ⅲ巻とⅣ巻が出ました。小学校にも中学校にも入れたのですが、なぜか中学校では読まれず。

小学校で借り出したのは4年生の男子。(ウチの息子です)『ユーヤンの茹でガニ脱皮事件』だとか、『虫食い木の芽』だとかに反応しているので、心配していたのですが・・・。

今日、夕飯の支度に忙しい私のところへ来て

「お母さん、読み終えたよ。エリンがかわいそう。」と

目を赤くしていました。自分が読んで胸が一杯になったときよりも心に沁みました。子どもの気持ちで読んだ今思ったことと、彼が大人になって読み返したときに思うことはどう違うのだろうか。そんな遠い将来のことさえも考えさせるすばらしい物語に出会えて幸せです。

   


Posted by hima at 21:32Comments(0)

2009年02月21日

うたうしじみ



いま、ウチの中学生たちに人気の絵本です。貸し出し数が少ないと言われ、読まなくちゃならない、でも、読みたくないという子たちは

 「先生、薄い本ない?薄い本」

と、絵本の棚に走るのですが、絵本といっても読みにくいのもあるようで・・・。そんな中でもこれは男子にも女子にも人気です。
年取って魔法の力もなくなった魔女が、夕ご飯のおかずにするはずだった、しじみに情が移って食べられなくなり、海に帰すために募金をして・・・というお話です。魔女のパートナー、猫のトラジがまた、いい味を出していて、とぼけた感じが何ともいえません。

 年度末に向けてあれやこれやと忙しい中学生たちの癒しになっているのかな、いそがしい大人にもいいな、と思える絵本です。  


Posted by hima at 21:05Comments(0)

2009年02月15日

お父さんと・・・

 私は生来ぶきっちょで、手仕事も苦手なんだけど、時々発作的に何か作りたい衝動に駆られることがある。
先月それが起きたので『初心者でも簡単エコクラフトでできるかご作り』というキットを通販で頼んでしまった。

 説明書を見ながら悪戦苦闘し、何とか仕上げることができたのだが・・・。ウチの息子はこちょこちょ作り物をするのが好きで

 「おかあさん、ぼくもやりたい。買ってよ」

実はこのキット、3ヶ月にわたって3種類の小物を作るというもので2月、3月と届く仕組み。

 「じゃあ、2月に届くのはあんたに上げるから、自分でやってごらん」

というわけで2月に届いたのは息子のものになりました。ところが、夫が見逃すはずはない。ウチの男どもときたら、
そろいもそろって手仕事好きなのです。というか、夫の好みが息子に反映しているというべきかな。

 はじめは説明書を読み読み、息子が一人でやっていたのですが、やたら、夫が口を出す。

 「そこはそうじゃないだろう。竹でやるときは、糸で縛って押さえるんだから紙テープでも一緒だ。糸で縛れ」

って、お父さん、説明書にはボンドで貼るように書いてあるのに・・・。

私は突っ込みたくても口も挟めません。さては、先月私が説明書どおりにやっていたときから、口出ししたかったのに
我慢していたな。まったくもう!
 
 「いいから木綿糸もってこい。ほら、こうやって縛れ。足で押さえて!ほら」

 息子は一生懸命父の言うとおりがんばっていましたが、細い木綿糸ではどうにもならず、とうとう

 「もういいよ。理屈はわかったろ、あとはボンドで貼っとけ」

 夫は寄り合いがあるといって出かけてしまいました。後に残された息子はもう涙目です。

 「ぼく、一人でやりたかったのに・・・」

 ああ、こまったもんだ。結局、説明書どおりにボンドで貼り、底の部分は完成しました。あとは「追いかけ編み」という
やり方で編んでいくのですが、さて、どこまで息子が一人でできるのか。母は心配しています。
  


Posted by hima at 17:14Comments(0)日常

2009年02月11日

14歳

 千原ジュニアという芸人さんがいます。TVで時々見かけるくらい(あまりバラエティー番組を見ないので、ホントに時々)で、
詳しくは知らなかったのですが、中学生のとき「ひきこもり」だったということだけはわかっていました。

 今回、中学生向きの「心に響く本」を探していて、図書館用に購入しました。事前に読んでからではなく、注文したのですが。


 うーん、ずいぶん重い内容でした。子どもってこんなに内面に苦しみを抱えているものなのですね。これをこのまま中学生に読ませて、彼ら、彼女らは受け止められるのだろうか。私がもういい年になってしまっているからこんなに感じるのであって、子どもたちはこの本の中から汲み取るものがあるのだろうか。不安になっています。この本を図書館に入れた方、読んだ方のご意見が聞きたいと思いました。  


Posted by hima at 16:01Comments(0)

2008年12月28日

佐藤さん



気弱な主人公の、僕。僕は幽霊に憑かれている隣の席の「佐藤さん」が、怖い。なぜなら彼女の背後霊が見えるから。そして彼と彼女のふしぎな関係がはじまった。
 
 『第44回講談社児童文学新人賞佳作』受賞、だそうです。高校生が書いたと言うことですが、とてもしっかり書かれていて、よい作品でした。いじめ、とか、児童虐待とか暗いテーマも扱ってはいるのですが、読後感はとてもさわやかでした。

 ウチの学校では、まず教頭先生が読んで「いや、なかなかいいよ。今年の課題図書ウチナー〇〇よりいい」と、わざわざ言ってこられました。

 「となりの〇〇〇・・・」よりいいかどうかは、ま、置いておくとして、YA作品としてはなかなかのものだと思いました。中学生たちも次々借りているようです。オススメです。













  


Posted by hima at 21:15Comments(2)

2008年11月22日

この2ヶ月にあったこと

 ずいぶん長いこと更新しないでいるうちにもう11月も後半です。台風被害から立ち直ったかと思ったら、司書の職業病,ぎっくり腰をわずらいました。
 重いものを持ったわけでもなく、ただコピー機の紙詰まりを直そうとかがんだだけなのに・・・。あれ、なんだか痛いと思っていたら、どんどんひどくなり、夫に迎えに来てもらって家に帰るころには息もできないほどになっていました。

 「ぎっくり腰は、一週間動けないと思え」

と、夫(私よりひどいぎっくり腰の経験者)に言われ、本当に一週間は寝たきり状態でした。やっとこの頃痛みが消え、落ち着いてきました。ぎっくり腰は腹筋の衰えから来ると脅かされ、遅まきながら腹筋を鍛えようと運動しています。

これは悪いほうの出来事ですが、もうひとついいこともありました。
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Posted by hima at 16:33Comments(0)日常

2008年09月19日

とうとう被害が

今日(9月18日)現在、台風13号の被害にあわれている方々、お見舞いいたします。

毎度毎度の台風ネタなのですが、今回はとうとうやられてしまいました。いつものように窓敷居にきっちり新聞紙を詰め、暴風対策は大丈夫と、風速30m、40mと強くなる風をこらえていました。もちろん、自宅で。ところが、まだまだ風が強い日曜日(9月14日)に教頭先生から電話があり、

 「図書室の窓ガラスが割れたよ~。一応応急処置はしといたからね」

大慌てで駆けつけたら、北側の窓ガラスがなくなっています。ガ-ンしかも、生徒たちが一番読む本が入っている書棚の真前・・・。

 「大分長いこと雨が吹き込んだみたいだね、でも本が濡れているのは下の段だけだよ」

って、教頭先生はおっしゃいますが、甘かったのでした。とにかく、割れたガラスは拾い、床も拭き、窓にはベニヤ板とビニール袋で覆いをかけました。
 
 さて、そこからが私の作業の始まりでした。書棚は風の吹き込んだ向きによってしっかり濡れ方が分かれていました。一番左側だけは、濡れていない、というか、ほとんど濡れていませんでした。あとは、一番下の段どころか上から下まですべて、泥水をかぶり、割れたガラスの破片が食い込んでいました。隣が畑なので多分、石が飛んできてガラスに当たったのでしょう。すごい勢いでガラスが飛び散ったらしく、棚のふちにも、床にも破片が刺さっていました。本にも食い込んでいたので、1冊ずつ拭いて取りました。

 予算も少ない中、選書、購入した本たち、何とか助けてやらないとかわいそうに思え、がんばったのですが、やはり軽装版の本は弱いですね。ハードカバーでブックコートしてあるものは、比較的大丈夫でした。

今もまだ、乾かそうとして一日中エアコンをかけ、干しています。生徒たちが

 「うわー、図書館涼しいね」

といって喜んでいますが、
 
 「これは、あなたたちが涼むためじゃなくて、本のためなんだよ。温度も低く設定しているんだから、長くいると寒いよ」

などと、つい余計なことを口走ってしまう困った状態です。

早く、ガラスも入れてもらわないとまた、フィリピンの東側に熱帯低気圧ができているのですが・・・。

  


Posted by hima at 00:08Comments(0)日常

2008年06月28日

ブックトーク終わりました

 6月23日は『沖縄慰霊の日』です。県内どこの学校も、平和月間と言う位置づけでいろいろな取り組みをします。ウチの学校でも平和について考える取り組みをするのですが…。今年は授業を1時間使って、平和集会をすることになりました。ちなみに小学校は毎年2時間使って、慰霊碑の掃除、平和集会と大きな取り組みをします。中学生は小1の時からずっと毎年やってきてはいるものの、それがどのくらい心に刻まれているのだろう、どうやって継続していけばいいのか、毎年悩んでしまいます。

 今年1校時まるまる使えるということで、私も10分ほどもらい、「平和についてのブックトーク」をすることになりました。今回、話すせりふまで決めたブックトークの原稿を初めて書きました。(いつも手抜きしてるわけではないのですが)選んだ本は3冊。少ないかとも思ったのですが、読みかせの部分を増やしたほうがいいように思い、絞り込みました。選本の段階で、nora-takaさんのブログにお邪魔して、「いい本ご存知ないですか?」などとずうずうしいお願いもしました。

 そのときは『アントン-命の重さ』を入れようと思っていました。でも「6月は沖縄の平和月間ですね」というnora-takaさんの言葉にハッとして、地元の戦争を取り上げた本『沖縄戦争マラリア事件』と、沖縄戦のスタンダードともいえる『白旗の少女』、『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の3冊に決め、読み返してみることからはじめました。

 悪戦苦闘の末、やはり中学生は視覚から入るはずだ、と思い、「戦争マラリアによる死者数」をグラフにしたもの(本のデータからエクセルで作ったもの)と、白旗の少女の写真パネル(学校にありました)を準備。

 いよいよ当日。いつものメンバー相手なのに緊張し、あがってしまいました。(ナサケナイ・・・)もっと語りかけ、トークもしながらゆっくり進めるはずが・・・。原稿の棒読み、本の棒読みになってしまった気がします。時間が押して短かったせいもあり、(言い訳…)こちらの思いが空回りしてしまいました。

 うーん、もっと勉強しないとダメだなー。中学生は感想用紙には「心に残りました」なんて書いてくれはしたけれど…。

今年の平和月間の反省でした。  


Posted by hima at 11:34Comments(2)

2008年05月25日

課題図書と指定図書

 早いものでもう5月も終盤に入り、課題図書(感想文用)と指定図書(感想画用)が入ってきた。少ないPTA予算をやりくりして買うので、全校児童に1セットしか入れられない。昨年までは図書室に置いて、みんなが読むと言う方法で使ってきた。でも、担任の先生からは
 
「中学年用のあの本はないのですか?借りている児童がいたら、返してもらってこちらにまわしてください。」
とか言われ、けっこうあたふたしてきた。

そこで、今年は低・中・高学年に分けて教室に置いてもらい、取り組みが終わるころ回収と言う方法に切り替えた。nora-takaさんのブログを読ませてもらい、「各学年1セットを購入して教室に置く」とあったので、これだ!と思い早速実行した次第。
 毎度のことながら、nora-takaさん、ありがとうございます!

 実は昨年までは、5クラスあり、1セットでは回覧できなかったのだ。児童数が減って複式3クラスになり、悪い面にばかり目がいっていたのだが、ま、こういういいこともあるさ、と少々開き直り気味。

 月曜日からは、子どもたちが教室にある課題図書と指定図書を読んでくれるだろう。図書室で直接手にとっての内容紹介ができない分、図書便りをがんばりましょう!  


Posted by hima at 14:29Comments(2)

2008年04月27日

行く春

 4月が去ろうとしている。いつもの年なら新年度のバタバタが一段落し、、ゴールデンウィークまでにはなんとか落ち着いて、と、走り出す時期なのだが、今年は個人的なことで躓いてしまった。

 4月のはじめに母が骨折で入院との連絡を受け、見舞いをし、必要なら手術も、と言うことで帰省の予定を立てた。ところが出発の前日になって容態が急変したという。

 「意識不明だからとにかく早く帰って。主治医の先生にも電話しなさい。」

電話口の叔母の声が尋常ではない。びっくりしたが、あいにくの悪天候で船は欠航。どうすることもできない。電話で話した主治医の話によると骨盤骨折による内臓損傷で意識不明、今日明日が山と言う。

 何がなんだかわからないまま、翌日朝の便だけは出すと言う船に飛び乗り、いつもの倍の時間かかって空港のある島にたどりついた。ようやくその日、母のもとについたものの、ただ眠るばかり。たった2日傍に居ただけで、一言も言葉を交わさないまま逝ってしまった。

 あとはもう夢の中で何かが起きているような状態で、通夜、葬儀と済ませ、各種の届けをして、ようよう島に帰り着いた。  続きを読む


Posted by hima at 07:56Comments(5)日常

2008年02月10日

バレンタインデー

 今年もそろそろ、というか目前に迫ってきた。我が家では去年からひともめあることになっている。原因は娘、というか夫のやきもちだ。まだ幼稚園児だが、いまどきの子どもらしく〇〇ちゃんと、〇〇兄にいと、それからあの子と、とチョコを配るリスト作りに余念がない。母親としては面白く眺めていて、笑っていられるのだが…。夫ときたら、真剣な顔で

「お父さん以外にチョコをあげなくてもいい!」なんていうものだから

「だってぇ、みんなもあげるんだよ。私だけできないのはいや!」

とはやくも娘は涙目。

「いいじゃないの、チョコくらい。お父さんにはお母さんからあげるから」となだめたのだが、夫のふくれっつらはおさまらない。

そこに息子から一言。

「毎年お母さんからはあげるけど、お父さんからのお返しはないよねぇ。僕はちゃんとお返しするけど」

ありがと、息子くん。君もチョコ欲しかったんだね。コープに注文しといたからね。とひそかにつぶやく母でした。  


Posted by hima at 13:50Comments(0)日常

2008年01月28日

仏果を得ず 読んだ



 三浦しをんの作品です。先日王様のブランチで取り上げられていました。『風が強く吹いている』は中学生にも人気だったし、こんどは古典芸能か、いいかもしれないなと軽い気持ちで手に取りました。

 いやあ、面白かったです。健太夫と言う若い太夫さんが主人公ですが、とにかく義太夫命で、悩みつつ、悶えつつ、芸を極めようとする姿勢がスポ根ものにも通じる(?)と思えます。あまりなじみのない古典芸能「文楽」の演目に詳しくなれるのもうれしいです。本の帯にこれを読んだら劇場へどうぞとありましたが、本当に文楽を見たくなりました。

 ただ、これを中学生に「読んで」と差し出すのはちょっと無理があるかもしれません。いまどきの中学生は驚きもしないかもしれないけど、健太夫の恋愛模様がちょっと・・・。大人仕様かなと。

 でも、小説として面白いし、文楽の演目にもふれることができると言うことで「当たり」の本でした。同じ作者の「あやつられ文楽鑑賞」も注文してしまいました・・・。  


Posted by hima at 07:04Comments(0)